備忘録

沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり

WSUS修復の備忘録

WSUSサーバが動かなくなってたので修復した備忘録

 

環境

WSUSサーバ:Windows Server2022 Datacenter

WSUSクライアント:Windows Server 2019/2022

なおWSUSサーバが存在するネットワークはインターネットから隔離されており

プロキシ経由でWSUSサービスを動かしていた

★再起動が出来ないため機能の再インストールという手順は不可

 

現象

WSUSサーバのWSUSサービスがビジーとなり停止していた

WSUSサービスの停止アラートは7日間停止だった

各クライアントのUpdateが止まっていた(実際には370日程度止まっていた)

 

修復作業

A.WSUSサーバの設定変更

IISコンソールを開いて、App pool設定変更(WSUS pool)

・キューの長さ 5000

Pingの有効化 True→False

Ping間隔 4294967(最大値)

・アイドル状態のタイムアウト 0

・プライベートメモリ制限 8,000,000(KB)

SQLの設定変更(WID使用)

 SSMSをインストールしサーバ接続で以下のサーバに接続

 ※ログインにローカル管理者を使用する必要があるため、SSMS起動時は管理者で起動を行う

 接続サーバ名:[\\localhost\pipe\MICROSOFT##WID\tsql\query]

 

以下のクエリを実行(SQLが使用する最大メモリ値を4GBに設定)

sp_configure 'show advanced options', 1;
GO
RECONFIGURE;
GO
sp_configure 'max server memory', 4096;
GO
RECONFIGURE;
GO

 

 

B.下記ページに記載されていることを順に実行しSUSDBをメンテナンス

引用元

https://learn.microsoft.com/ja-jp/troubleshoot/mem/configmgr/update-management/wsus-automatic-maintenance

ここの作業は鬼のように時間がかかった

ストックされてたアップデートが4000件近くあったから...?

実行して放置してただけだけど、丸一日かかってた。

 

3.WSUSへの接続を確認

・自サーバで http://localhost:8530/ へアクセス

・クライアントから http://hostname:8530/ へアクセス

WSUSへ正常に接続できる場合は真っ白の画面に繋がる。

 

4.クライアントでUpdateを実施

Updateが失敗する場合、WSUSのエラーだけでなくクライアント側の問題もある。

一度失敗したのち、キャッシュが残り続けて失敗し続ける模様。

以下のコマンドでwindows updateサービスを停止して、キャッシュを削除する。

Stop-service wuauserv

Remove-Item -Path "C:\Windows\SoftwareDistribution" -Recurse -Force

Start-Service wuauserv

 

5.PowershellでWSUSに状態を報告

$updateSession = new-object -com "Microsoft.update.Session"

$update = $updateSession.CreateupdateSearcher().Searcher().Search($criteria).Updates

Wuauclt /reportnow

 

私の環境はこれで治りました

WSUSはきちんとメンテナンスします、戒め